GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)(SEC)の概要と原理
概要
ポリマーの様々な性質、構造を調べる上で、分子量測定は最も重要な項目の1つです。
分子量を測定する手法については、昔から様々な方法が用いられていますが、ポリマーの種類にとらわれずに、比較的簡単に分子量測定を行うことのできる分析方法が「GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)法」です。
原理
GPCの原理を下図で説明します。
多孔質充填剤を詰めたカラム中に溶解したポリマーを流す場合、大きなサイズのポリマーは充填剤深部に到達できないため、結果的に流路が短くなります。
このようにして、分子サイズ(分子量)を評価することができます。
技術資料
GPCの技術資料を以下にまとめます。
入門編・総説
入門編
総説
装置
装置紹介
リサイクル分取
フローセル型GPC-FTIR
溶媒蒸発型GPC ハイフネート技術
GPC-MALS
2D-HPLC
- 2D-HPLC装置~ポリマー共重合体の組成分布分析~
- 2D-HPLC法による共重合体の組成分布解析(1)~スチレン-無水マレイン酸共重合体~
- 2D-HPLC法による共重合体の組成分布解析(2)~スチレン-ブタジエン共重合体(SBR)①~
- 2D-HPLC法による共重合体の組成分布解析(3)~スチレン-ブタジエン共重合体(SBR)②~
- 2D-HPLC法による共重合体の組成分布解析(4)~アクリロニトリル-ブタジエン共重合体(NBR)~