概要
代表的なスーパーエンジニアリングプラスチックであるポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂は、耐熱性や耐薬品性に優れており、電子部品や自動車部品など様々な用途に用いられています。一方、耐薬品性に優れているために、室温で溶媒に溶解することは難しく、一般的なGPC(SEC)測定が困難です。このため、PPSの分子量測定には、200℃以上で測定可能な超高温GPC(SEC)装置が必要となります。
この度弊社では、超高温GPC装置を東ソー製の最新型機種に更新しましたのでご紹介致します。新しい装置は、旧機に比べてS/Nが向上しており、ばらつきの小さいデータを得ることができます。
超高温GPC装置
今回新たに導入した超高温GPC装置の仕様を表1に、外観写真を図1に示します。また、市販のPPS樹脂の測定で得られたクロマトグラムを図2に示します。
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装置名 |
HLC-8321GPC/HT (東ソー製) |
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溶離液 |
1-クロロナフタレン (1-CN) |
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測定温度 |
210℃まで対応可能 |
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検出器 |
示差屈折計 (RI検出器) |
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分子量標準 |
ポリスチレン (PS) |
【図1】装置の写真
【図2】PPS樹脂のクロマトグラム
適用分野
GPC、SEC、高分子、スーパーエンジニアリングプラスチック
キーワード
分子量測定、PPS、超高温