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技術資料
No.T1201 | 2013.10.01

ゴム表面の微小異物分析(イメージング顕微FT-IR)

概要

イメージング顕微FT-IRは、マルチチャンネル検出器(1,024素子)を搭載し、測定面内の物質分布を一度の測定で把握することができます。また、検出素子それぞれが10μm以下の空間分解能を担います。
したがって、従来の単素子型検出器では困難であった、μmオーダーのIR分析が可能です。

マルチチャンネルMCT検出器を搭載
縦32個×横32個=1,024個の検出器が配列

分析例

ゴム表面の微小異物分析

白色ブルームが生じたゴム表面の分析を行いました。光学顕微鏡画像から、多数の粒子が観察されました。その中で、大きさ4.4×8.8μm(IR吸収-等高線図の□部分)の微小異物粒子は、IR分析より「エチレンチオウレア」と推定されました。

光学顕微鏡像、測定エリア拡大図35x35μm、IR 吸収-等高線図
(3238cm-1)

 

微小異物(4.4×8.8μm)のIRスペクトル
適用分野
プラスチック・ゴム
キーワード
エチレンチオウレア、エチレンチオ尿素、ETU、ゴム

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