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技術資料
No.T1909 | 2019.11.27

2D-HPLC法による共重合体の組成分布解析(1)

~スチレン-無水マレイン酸共重合体~

概要

 HPLC法は各種有機化合物やポリマーの分離分析に不可欠な手法です。このうち、2つの異なる分離モードを用いて試料の分離を行う2D-HPLC(2次元HPLC)法は、特に共重合体の組成分布分析に有効な手法となっています。本資料では、2D-HPLC法を用いてスチレン-無水マレイン酸共重合体(P(St-MAH))の組成分布分析を行った結果について紹介致します。

分析事例

 今回は、無水マレイン酸含有量が33mol%のP(St-MAH) (Polysciences Inc.製 No.03797-450, MW=7500)について、2D-HPLC測定を行いました。得られた結果を図1に示します。

【図1】P(St-MAH)の2D-HPLC分析結果

 図1では、横軸は分子量の対数値、縦軸は無水マレイン酸含有量を示します。分析の結果、この試料の共重合組成は分子量によらず、ほぼ一定と考えられます。

適用分野
HPLC、GPC、SEC
キーワード
高分子、ポリマー、スチレン、無水マレイン酸、共重合体

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