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技術資料
No.T1914 | 2019.12.17

GPCによるエンジニアリングプラスチックの分子量測定①

~ ポリアミド系樹脂 ~

概要

高分子の分子量は、強度や熱特性、加工性に大きく影響する重要なパラメーターです。分子量の測定には、一般的にGPC(SEC)法が用いられており、平均分子量と分子量分布を得ることができます。
本技術資料では、エンジニアリングプラスチックであるポリアミド6とポリアミド9TのGPCによる分子量測定事例を紹介します。

ポリアミドのGPC

難溶解性であるポリアミドは、一般的なGPC溶媒であるTHFやクロロホルムには溶解しません。過去には高温のクレゾール系溶媒が用いられていましたが、近年では常温で溶解可能なヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)が使用されることが多くなりました。
一方、HFIPは、高価であること、毒性が高いことから導入障壁が高くなっています。弊社では、HFIPを用いたGPC分析について、多くのノウハウを持ち、高い精度で分析ができます。

分析事例

図1にポリアミド6、ポリアミド9TのGPC測定結果を示します。GPC測定で分子量分布を評価することにより、試料性状と分子量の関係について詳細に解析することができます。

【図1】ポリアミド6、ポリアミド9Tの分子量分布曲線(標準PMMA換算)
適用分野
GPC、SEC、HFIP、高分子、分子量測定
キーワード
ポリアミド、PA、ポリアミド6、PA6、ポリアミド9T、PA9T、ナイロン、エンジニアリングプラスチック

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