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装置紹介
No.A2101 | 2021.06.11

炭素・水素・窒素分析装置 (CHN計)

概要

有機材料中の炭素、水素、窒素を同時に定量する分析装置を紹介します。各種有機材料や高分子材料の組成解析、品質評価に使用されています。

分析方法

試料を酸素雰囲気下で完全燃焼させ、生成したCO2,HO,Nを熱伝導度検出器に導入して定量します。

【図1】 炭素・水素・窒素分析装置(ジェイ・サイエンス社製 MICRO CORDER JM10)
【表1】

メーカー

ジェイ・サイエンス社

型式

MICRO CORDER JM10

分析範囲

C 3~2600μg

H 0.5~400μg

N 1~1000μg

試料量

通常2mg

検出方法

熱伝導度法

分析精度

±0.3%以内

【図2】 炭素・水素・窒素分析装置(ジェイ・サイエンス社製 MICRO CORDER JM10)の模式図

適用事例

ウレタンフォーム(表2)と金属錯体(表3)に適用した事例を紹介します。N=3で評価し、再現性の良い結果を得ることができました。また、得られた値は試料情報とよく対応しました。

 

【表2】

試料名

炭素 [wt%]

水素 [wt%]

窒素 [wt%]

ウレタンフォーム

1

71.54

1

8.37

1

4.99

2

71.78

2

8.45

2

5.06

3

71.79

3

8.46

3

5.11

Ave.

71.7

Ave.

8.4

Ave.

5.1

 

【表3】

試料名

炭素 [wt%]

水素 [wt%]

窒素 [wt%]

金属錯体

1

69.72

1

4.44

1

3.88

2

69.58

2

4.45

2

3.88

3

69.50

3

4.51

3

3.86

Ave.

69.6

Ave.

4.5

Ave.

3.9

 

適用分野
プラスチック・ゴム、その他有機製品

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