ホームchevron_right技術資料一覧chevron_right分光分析chevron_rightFT-IRchevron_rightプローブ分子吸着FT-IR法によるゼオライトの酸点解析
技術資料
No.T1306 | 2013.10.25

プローブ分子吸着FT-IR法によるゼオライトの酸点解析

概要

ゼオライトには性質の異なる二種類の酸点 (ブレンステッド(B)酸点、ルイス(L)酸点)が存在し、固体酸触媒として作用します。プローブ分子吸着FT-IR法ではこれらの酸点を区別して評価可能です。

分析事例

   ゼオライトにピリジン及びキノリンをプローブ分子として吸着させ、FT-IR測定を行いY型ゼオライトの酸点を解析しました。ゼオライト細孔とプローブ分子の大きさの関係から、ピリジンはバルク(結晶表面、細孔内部)、キノリンは結晶表面の酸点を評価可能です。

まとめ

プローブ分子吸着FT-IR法…B酸点、L酸点を区別して解析可能
・ピリジン吸着測定…バルク(結晶表面、細孔内部)の酸点評価
・キノリン吸着測定…結晶表面の酸点を選択的に評価

CONTACTぜひ、お問い合わせください

弊社の分析技術について、納期やコストについてご検討の方は、
お問い合わせフォームより問い合わせください。